海外トピックス

  • 性差と政治腐敗との関係性

    2013:11:29:08:05:00
  • 2013年11月29日

女性は男性に比べて、より政治腐敗を認めない傾向があり、また、より政治腐敗に参加しない傾向がある。ただし、その傾向は、政治腐敗が負の烙印を押されている国々に限った話である。ライス大学の研究が明らかにした。
 
この研究は2つのパートから成る。第一のパートでは、Transparency International、世界銀行ガバナンス指標(World Bank Governance Indicators)、International Crisis Risk Groupといった3つの組織が出している、政治腐敗を監視・測定するためのデータを用いて、国家レベルでの政治腐敗について評価した。データの対象期間は1998年から2007年、対象国は157か国である。第二のパートでは、世界価値観調査(World Values Survey)のデータを用いて、68か国における、個人レベルでの政治腐敗に対する態度を評価した。データの対象期間は1999年から2002年の間である。
 
筆頭著者の政治学者Justin Esarey准教授は次のように述べる。「ジェンダーと政治腐敗との関係は社会的文脈に依存すると思われる。ほとんどの民主国家でそうであるように、汚職などの政治腐敗が負の烙印を押されている場合、男性に比べ女性はそれに関わり合う傾向が弱くなる。しかし、政治システム上、政治腐敗が通常のガバナンスの一部として組み込まれている場合は、そこにジェンダー間のギャップはない。」
 
この研究は『Politics and Gender』オンライン版で公表された。
 
 
12-Sep-2013