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  • 慢性偏頭痛が家族関係に及ぼす影響

    2014:06:27:08:10:00
  • 2014年06月27日

慢性偏頭痛を持つ994人の男女を対象に行った研究によれば、同疾患は、余暇の計画キャンセルやパートナー・子どもと過ごす時間の減少等、家族関係や家族での活動に大きな影響を及ぼす。頭痛を原因とした罪悪感や怒り、苛立ちが家族に向けられるケースや頭痛を原因として夫婦関係を避けてしまうケースも報告された。慢性偏頭痛とは、一般的に、1カ月当たり15日以上片頭痛がある病状のことを言う。
 
調査結果の概要は次のとおりである。回答者の約4分の3(73%)は、慢性偏頭痛がなければ自分はもっと良い夫(妻)になれたと回答。過半数(64%)は頭痛のためにすぐ怒ったり苛立ったりすることに対して罪悪感を感じており、67%は頭痛が原因で夫婦関係を避けたことがあると回答した。また、過半数(59%)が、慢性偏頭痛がなければ自分はもっと良い親になれたと回答し、61%は頭痛のために子どもに対してすぐ苛立ってしまうと回答した。54%は過去1年の間に家族での余暇への参加を減らしたり楽しめなかったと回答し、20%は家族での余暇をキャンセルしたことがあると回答した。
 
研究を主導したアルバートアインシュタイン医科大学の Dawn C. Buse 博士は次のように述べる。「われわれの研究は、慢性偏頭痛が、患者個人だけでなく家族全体にも、大きな影響を与えることを明らかにしました。回答者は、慢性偏頭痛のために家族の定例行事や特別なイベントをキャンセルしたことを報告しており、それがパートナーや子どもたちとの関係に与えた影響について罪悪感や寂しさを感じています。」
 
この研究は、米国頭痛学会(American Headache Society)の第56回年次総会で発表された。
 
 
24-Jun-2014