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  • バイセクシャル男性の健康上の課題

    2014:06:27:08:05:00
  • 2014年06月27日

バイセクシャルの男性は、性感染症(sexually transmitted infections:STIs)をはじめとする健康上の問題に対して脆弱であり、多くの満たされない公衆衛生上のニーズを有している。
 
今般、米国疾病管理予防センター(Centers for Disease Control and Prevention:CDC)が公表した研究は、MSMW(men who have sex with men and women:男性とも女性とも性行為をする男性)の行動学的、対人的、社会的現実を明らかにし、彼らの満たされないニーズに応えるための介入策を探っている。
 
MSMWは、性的にアクティブな男性全体の約2%であり、ごく一部である。しかし、彼らはその人口とは不釣り合いにHIVをはじめとする性感染症の影響を受けている。
 
マサチューセッツ州の研究によれば、MSMWの性的健康に影響を与える要因は、コンドームなしの性行為や早期の性的デビュー、強制的な性的接触、性的パートナーの多さ、薬物等の使用、スワッピング、男性あるいは女性パートナーに対する高リスクの行動、妊娠に対する態度等があげられる。これらの要因がMSMWの性感染症への脆弱性を形成しており、また、ゲイや異性愛の男性からバイセクシャルの男性を見分ける方法でもある。
 
バイセクシャルに対する偏見や経済的障壁、男らしさの規範、彼らの性的アイデンティティに関連付けられた意味合い等は、彼らの性的関係やHIV等の性感染症のリスクに対して負の影響を与える社会的要因となる。
 
これまで焦点を当てられてこなかった人々の現実を浮かび上がらせただけでなく、研究では、推奨される介入方法についても触れている。論文執筆者の William L. Jeffries IV 博士は、MSMWの性的健康を守る上で考えられる幾つかの具体的戦略を提示している。
 
この研究は『American Journal of Preventive Medicine』に掲載された。
 
 
23-Jun-2014