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  • 若者の精神疾患と自殺リスク

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  • 2014年07月04日

精神疾患と共に生きる人々にとって、自殺は一般的なリスクである。『Journal of Psychiatry』によれば、精神疾患と診断された人の20~40%が自殺を試み、10%は死に至る。また、『JAMA Psychiatry』の2013年調査によれば、精神疾患の症状がある若者の自殺リスクは、普通の若者の約70倍にもなる。
 
しかし、いったい何が、これらの高い自殺率に関係しているのか? ケースウェスタンリザーブ大学の Jane Timmons-Mitchell 博士とクリーブランドクリニックの Tatiana Falcone 医師は、その要因を探ることを目的として、精神疾患を持つ若者を対象とした研究のレビューを行った。
 
Timmons-Mitchell 博士によれば、精神的な問題があると診断された最初の半年間に、若者たちの自殺リスクが特に高い。したがって、診断と治療(通常はセラピーと投薬の組み合わせである)の間の遅れが、精神疾患に苦しむ若者の自殺リスクを増大させるという。
 
さらに、2011年の統合失調症調査の文献レビューからは、知的レベルの高い若者ほど自殺リスクが高いことも分かった。知的レベルが高い彼らは、自殺企図を隠すのも上手い。
 
また、親や専門家が注意すべきシグナルとして以下のようなものを挙げている。
・異常行動への急激なシフト
・意味をなさない事柄について話し出す
・通常の反抗期の行動を超えた家族や教師への怒り
・自殺や死について語りだす
・奇妙な行動についての学校からの報告
 
この研究論文「Psychosis and Suicidality in Adolescents」は『Psychiatric Times』に掲載された。
 
 
24-Apr-2014