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  • 兄弟姉妹が子どもの肥満に及ぼす影響

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  • 2014年07月11日

肥満の両親のもとでは子どもの肥満リスクが高いことがよく指摘される。マサチューセッツ総合病院とコーネル大学、デューク大学の研究チームは、家族関係が子どもの肥満に与える影響、特に兄弟関係が与える影響、について検討した。その結果、両親と子どもとの間だけでなく、親子関係調整後の肥満の兄弟姉妹と子どもの体重との間に相関があることを明らかにした。
 
調査は米国の10,244世帯を対象とし、子どもの肥満傾向は世帯内の子どもの数によっても変化すると分析した。調査によれば、ひとりっ子世帯では、両親が肥満である場合の子どもの肥満リスクはは2.2倍となった。しかし、子ども2人世帯のデータでは、肥満リスクは親の肥満よりも兄弟姉妹の肥満と強い相関を示した。両親が肥満である場合、子ども2人世帯の長子の肥満リスクは2.3倍だったが、下の子が肥満の場合の同リスクは5.4倍だった。子ども2人世帯の下の子の場合、親の肥満は肥満リスクと関係していないが、長子が肥満の場合の肥満リスクは5.6倍となった。
 
また、ジェンダーと肥満リスクとの関係も明らかとなった。ひとりっ子世帯の場合、女子は男子に比べて肥満リスクが高かった。また、性別は子ども2人世帯における重要な要因であり、下の子は長子が同性の場合、その影響を受けやすいことが示された。
 
この研究結果は『American Journal of Preventive Medicine』10月号に掲載された。
 
 
8-Jul-2014