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  • ドゥーラ(doulas)が母子関係に果たす役割

    2014:07:18:08:00:00
  • 2014年07月18日

ドゥーラ(※訳者註)がいる場合、母親はより母乳育児に積極的になり、赤ちゃんと良好な関係を築きやすくなる。ドゥーラの価値に焦点を当てたシカゴ大学の研究が明らかにした。
 
 
研究は、低所得のアフリカ系アメリカ人248名を対象とし、半数を通常の妊婦健診を受診した群(対照群)、残り半数を産前から産後3か月まで10週間のトレーニング受けたドゥーラによる毎週の訪問を受けた群(介入群)に分けた、ランダム化比較試験によって行われた。
 
結果、母乳に関しては、対照群の50%に対し、ドゥーラの支援を受けた介入群は64%であった。また、介入群の母親は、対照群の約2倍の6週間以上にわたって母乳を継続する可能性が高かった。また、その後のフォローアップインタビューや観察結果は、ドゥーラの支援を受けた母親たちが、そうでない母親たちに比べて、より肯定的な感情を表し、赤ちゃんの教育により熱心だったことを示している。
 
この研究は、学術誌『Pediatrics』に掲載された。
 
(※訳者註)ドゥーラとは、妊娠・出産・子育てをする女性を、地域社会で支える存在のこと。米国では、助産師という職業が一時ひどく衰退した経緯があり、出産前後の女性を支援する専門家「ドゥーラ」がひとつの職業として確立している。(一般社団法人ドゥーラ協会HPより)
 
 
7-May-2014