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  • 画像診断と心臓負荷試験の濫用

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  • 2014年10月31日

ニューヨーク大学ランゴーン医療センターの研究チームは、画像診断と心臓負荷試験の濫用が医療費の増加や患者の不必要な被曝につながっている、と指摘している。
 
この研究は、1993年から2010年の『National Ambulatory Medical Care Survey (NAMCS)』と『National Hospital Ambulatory Medical Care Survey (NHAMCS)』のデータを用いて設計され、冠状動脈性心疾患のない成人を分析対象とした。
 
1993-95年から2008-10年の間に、心臓負荷試験をオーダーあるいは実施された米国の年間救急患者数は50%以上増加。増加分の多くが、心臓負荷試験と画像診断との組み合わせであった(1993-95年の59%から2008-10年には87%に増加)。それらのうち、少なくとも34.6%(およそ100万件)が不適切な検査と推定された。研究チームは、そのことが5億100万ドルの医療費と491件の将来のがん症例に結びついていると結論付けた。
 
研究の主執筆者 Joseph Ladapo 教授は次のように言う。「心臓負荷試験は重要な臨床ツールです。しかし、私たちは、臨床的必要性を超えて、画像診断を使っています。これは、予防可能な有害事象を引き起こし、医療費を増大させています。」
 
 
8-Oct-2014