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  • 2型糖尿病への予防的介入は性差に関わらず有効

    2014:12:05:08:10:00
  • 2014年12月05日

糖尿病予備群から本格的な2型糖尿病への進行予防を目的とした行動変容や医薬品による介入は、進行予防および体重減少において、男女ともに等しく効果的である。システマティック・レビューとメタ分析によって、ドナウ大学の Anna Glechner 博士、ウィーン医科大学の Jürgen Harreiter 博士らの研究が明らかにした。
 
糖尿病予備群(prediabetes)とは、正常な血糖コントロール(正常血糖)および2型糖尿病(高血糖レベル/コントロール不良)との間の中間段階を指す一般的な用語である。これは、耐糖能障害(impaired glucose tolerance:IGT)、空腹時グルコース障害(impaired fasting glucose:IFG)、およびこれら両方を有する個人を含む。
 
研究では、予防効果の性差について検討した1980年-2013年までの研究を検索し、該当する12本の研究を同定。公表論文に十分な詳細データがなかった場合には、著者に問い合わせて性差に関する未発表データを入手し、分析した。
 
ライフスタイルへの介入(食事制限や運動を含む)を受けた男女は、通常のケアと比較して、1年後に2型糖尿病へと進行する率が40%低く、3年後に2型糖尿病へと進行する率が37%低かった。また、ライフスタイルへの介入を受けた人々は、大幅な体重減少(通常のケアと比較し3年間で平均2.45kg減)も経験していた。男女間での予防効果において、統計学的に有意な差はなかった。経口血糖降下薬による予防効果においても、押しなべて男女間の違いは検出されなかったが、同薬の摂取は2型糖尿病の減少と関連していた。
 
 
27-Nov-2014