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  • 肥満は最大8年寿命を短くする

    2014:12:12:15:38:00
  • 2014年12月12日

食べ物がおいしい季節となった。しかし、マギル大学の Steven Grover 博士(臨床疫学)ら研究チームの研究結果によれば、節制こそが最良の道かもしれない。研究チームは体重と平均余命との関係を調べ、肥満の場合には最大で8年寿命が短くなる可能性があることを明らかにした。
 
Grover 博士ら研究チームは、2003-2010年の『国民健康栄養調査』(National Health and Nutrition Examination Survey)のデータを用いて様々な体重の成人における糖尿病・心血管疾患等の年間リスクを推計する分析モデルを開発。およそ4,000人のデータからなるこの分析モデルは、失われた健康寿命への過体重の寄与の分析にも用いられた。
 
分析結果によれば、肥満の場合には最大8年、太り過ぎの場合には最大3年の健康寿命が失われると推定された。また、肥満や太りすぎで失われる健康寿命数は、健康体重(BMI18.5~25)の人々の2~4倍であった。特に、比較的若いときに体重が増加したケースにおいて、最悪の結果に結びつきやすいことも明らかになった。
 
「パターンは明確です。太っているほど、そして若い肥満者ほど、健康への影響が深刻ということです。平均寿命への影響という点では、太り過ぎはタバコと同じくらい悪影響があると言えるでしょう。」Grover 博士はそのように述べる。
 
この研究結果は『The Lancet Diabetes and Endocrinology』に掲載された。
 
 
4-Dec-2014