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  • 幼年期の認知行動療法の成否と後の自殺念慮との関係

    2015:03:05:17:47:33
  • 2015年03月05日

幼年期における不安症(childhood anxiety)に対する認知行動療法(cognitive behavioral therapy:CBT)に反応しなかった患者は、治療後7~19年後の時点において、より慢性的で持続的な自殺念慮のパターンを有している。ペンシルベニア大学医学部の Courtney Benjamin Wolk 博士らの研究が明らかにした。
 
Wolk 博士らは、幼児期に不安症(特に、分離不安や社会不安、一般的不安)の治療を受けた66人の患者を対象とし、患者の同意を得たうえで、長年にわたって治療後の経過をフォローした。対象患者は、共著者であるテンプル大学の Philip C. Kendal 博士が開発したCBTの介入に関わるランダム化比較試験の参加者であった。うち、40人はCBTが「成功した」とされ、26人はそうではなかった人々であった。
 
「今回の研究は、CBTが奏効しなかった幼い不安症患者に対し、自殺念慮について継続的にモニタリングする重要性を示唆しています。」シニアオーサーを務めた Rinad Beidas 助教はそのように語る。
 
この研究は『Journal of the American Academy of Child & Adolescent Psychiatry』に掲載された。
 
 
2-Mar-2015