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  • 完璧主義者のダークサイド

    2015:05:15:08:52:24
  • 2015年05月15日

他者に対して極端に高い水準を要求する「完璧主義者」タイプには負の側面がある。彼らは自己陶酔的で反社会的、攻撃的なユーモアのセンスを有する傾向がある。社会規範をほとんど気にせず、社会性の枠に容易に収まらない。
 
英国ケント大学の Joachim Stoeber 氏は、『Journal of Psychopathology and Behavioral Assessment』に発表した論文において、完璧主義者を3つに類型化し、それぞれの特性を比較検討した。
 
完璧主義者とは、自己または他者に対して非常に高い基準を設定し、過度に重要であろうとする性格特性のことである。それは、信念や態度、動機、行動によって3つに類型化される。(1)「自己志向型」完璧主義者は、非常に高い個人的な基準を持ち、完璧さのために努力し、自身が完璧であろうとする。また、(2)「社会定義型」完璧主義者は、自身が完璧であることが他者に対して重要であると考え、それゆえに完璧であろうとする。
 
さらに、(3)「他者志向型」完璧主義者は、他者に対する誹謗中傷と批判に終始する。彼らは他者に対しても完璧さを期待するだけでなく、期待に応えられなかった人々に対し非常に批判的になる。Stoeber 氏によるこれまでの研究によれば、この種の完璧主義は、「自己愛」と「マキャベリズム」と「精神異常」からなる、いわゆる「負の三角形(Dark Triad)」の性向を有しがちという。
 
 
13-May-2015