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  • 第二世代抗うつ薬と認知行動療法に治療効果の差はない

    2015:12:11:10:39:36
  • 2015年12月11日

『英国医師会雑誌(BMJ)』に公表されたメタアナリシスによれば、第二世代抗うつ薬と認知行動療法(cognitive behavioral therapy:CBT)との間には治療効果の差異が認められない。CBT単独の場合においても、薬物療法との組み合わせの場合においても同様である。
 
ドナウ大学の Gerald Gartlehner 博士(臨床疫学)とノースカロライナ大学リサーチトライアングル研究所の研究チームは、11本のランダム化比較試験の研究結果を分析。それらはすべて大うつ病性障害(major depressive disorder)の初期治療において第二世代抗うつ薬とCBTとを比較したもので、合計で1,511人の患者を対象者として含むものであった。
 
大うつ病性障害は、最も一般的なうつの病態であり、3,200万人超の米国人に影響を与えていると言われる。プライマリケアにおけるその治療は、SSRI等の第二世代抗うつ薬を用いた薬物療法によって行われるのが通例である。
 
著者らは、「プライマリケアにおける大うつ病性障害の患者に、CBTもしくはCBTと薬物療法の組み合わせによる治療へのアクセスを可能にする必要がある」と提言している。
 
 
8-Dec-2015