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  • 高齢者の転倒リスクを減らすには

    2016:02:05:11:14:30
  • 2016年02月05日

疾病管理予防センター(CDC)によれば、転倒は65歳以上の主な負傷原因であり、年間250万人が病院の救急部門で治療を受けている。転倒がもたらす結果は、痣から臀部複雑骨折、頭部外傷による死亡まで多岐にわたる。また、一度転倒した経験がある者は、そうでない者に比べて転倒リスクが倍増するという。
 
ただし、転倒は老化に伴う不可避な事象というわけではない。全米各地で転倒リスク削減のための予防プログラムが実施されている。
 
 
その代表的プログラムはボストン大学の研究チームによって開発され、現在40の州で利用可能である。連邦政府の同事業責任者である Patti League 氏によれば、プログラム参加者の平均年齢は79歳である。2015年の研究では、プログラム修了者の転倒やケガが減ることで節減される医療費の平均額は年間938ドルであることが示された。
 
転倒リスク軽減のために、専門家は次のようなことを推奨している。
1.バランス機能改善のために物理的にアクティブで居続けること。歩行は有効。
2.家屋内の転倒防止策:浴室に手すりをつけ、照明を増やし、滑りやすいラグや踏み台などの障害物を除去すること。
3.身近な医療提供者に自分の転倒リスクについて尋ね、評価してもらうこと。医薬品の中には眠気や眩暈を引き起こすものもある。
4.最低限年1回、視覚および聴覚検診を受診すること。
5.地域の転倒予防プログラムに参加すること。
 
 
January 12, 2016