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  • 仕事の意義とは何か?

    2016:06:10:14:25:56
  • 2016年06月10日

仕事の意義とはなんだろうか?
 
研究が示唆するのは、上司は仕事の意義を醸成するうえで何の役も果たしていないが、それを破壊しかねない権力を持っているということである。
 
サセックス大学の Katie Bailey 教授とグリニッジ大学の Adrian Madden 博士らは、司祭から廃品回収業者まで、10種類の非常に多様な職業に従事する135人を対象に、「この仕事の要点は何ですか?("What's the point of doing this job?")」との問いかけを軸に、インタビュー調査を実施した。
 
その結果、著者らは“意義ある仕事”の5つの資質を特定した。
 
1.利他的(Self-Transcendent):人々は、単に自分自身にというよりも他者に対してそうであったときに、自身の仕事を意義あるものとして経験する傾向がある。
 
2.情動的(Poignant):人々は、しばしば純粋な喜びと幸福だけでなく、複雑さや不快感、感情・思考の痛みさえ伴った瞬間に、自身の仕事の意義深さを見つける。
 
3.物語的(Episodic):有意義感は、持続的にというよりはむしろ、ひとつのエピソードとして発生する。
 
4.回想的(Reflective):意義深さがその瞬間に得られることは稀である。仕事を成し遂げたときや達成とより広範な人生の意味とのつながりを作れたとき、過去を振り返り、そこからの反映で得られる。
 
5.人生的(Personal):意義のある仕事は、単に仕事上の文脈だけでなく、より広範な人生経験の文脈において、意義があると理解されることが多い。
 
研究ではまた、人々と価値あるものとを分断し、良い判断を無効にし、人々を支援の輪から切り離すような、仕事の意義に対する“7つの大罪”も特定した。
 
この研究は『MIT Sloan Management Review』に掲載された。
 
 
3-Jun-2016