海外トピックス

  • 減量手術と骨折リスク

    2016:08:05:09:25:09
  • 2016年08月05日

減量手術を受けた重度の肥満患者は、手術を要しない肥満者や肥満でない人に比べて、術前と術後の両方において、骨折リスクが大きい可能性が高い。『英国医師会雑誌』に掲載された大規模スタディが明らかにした。
 
研究では、2001-2014年における減量手術を受けた重度の肥満患者群12,676人とコントロール群(手術を要しない肥満者38,028人、肥満でない者126,760人)とを比較分析した。データはケベック州統合慢性疾患監視システム(QICDSS)から入手した。
 
術前に最低1回以上骨折した経験がある割合は、減量手術群で10.5%だったのに対し、手術を要しない肥満群で8.1%、非肥満群で6.6%であった。また、術後(平均追跡期間4.4年)において最低一回以上骨折を経験した割合は、減量手術群で4.1%だったのに対し、手術を要しない肥満群で2.7%、非肥満群で2.4%であった。他のリスク因子の調整した後も、依然として減量手術群の骨折リスクの方が高かった。
 
骨折リスク増大の要因としては、2型糖尿病や解剖学的な変化、減量手術によって引き起こされる栄養不足等が考えられるのではないかと推測している。
 
 
27-Jul-2016