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  • 前立腺がんロボット手術と開腹手術のランダム化比較試験

    2016:08:05:09:26:18
  • 2016年08月05日

限局性前立腺がん患者に対するロボット手術と開腹手術とを比べた初のランダム化比較試験によれば、術後3カ月時点でのQOL指標において、両者は同等の結果であった。
 
研究は、前立腺がん患者308人を対象とし、ロボット手術を受けた群(157人)と開腹手術(151人、根治的前立腺摘除術)を受けた群に無差別に割り振り、その結果を術後12週間フォローする形で行われた。なお、王立ブリスベン女性病院の2人の外科医によって全ての手術が行われた。
 
術後12週後の尿機能や性的機能等の一次的アウトカムにおいて、両群に有意な差はなかった。また、術後合併症の数においても差はなかった。開腹手術群のほうが術後の入院に数が長かったものの、患者の離職期間の長さという点では両群は同等であった。開腹手術群の患者の方が術中に出血量が多く、手術直後の痛みの経験回数も多かったが、時間とともに両群の違いは平準化し、12週後には非有意となった。
 
著者らは、両群の結果の違いが今後明らかになるかもしれないことを注記している。今回の研究は2年に及ぶ研究計画の第一段階である。
 
この研究論文は『Lancet』に掲載された。
 
 
26-Jul-2016