海外トピックス

  • 米国内の価値観の分断に関する世論調査

    2016:09:02:12:33:06
  • 2016年09月02日

米国人は、自国には根深い価値観の分断があり、政治がそれを促進していると見ている。AP通信NORCセンターの世論調査が明らかにした。
 
この調査は、米国内の世帯人口を反映するように設計された全国世論調査である。今回の調査は、大統領選を控えた現在、米国人を分断する問題に関する探求を目的とし、6月23日から27日にかけて全国の成人1,008人を対象に実施された。
 
主たる調査結果は以下の通り。
 
◆米国人の80%が、最も重要な価値観について国内に分断があると回答。加えて、85%が、政治が米国における分断を促進していると回答している。
 
◆価値観についての合意があるとする人々はほとんどいないが、ほとんどが隣人とは重要な価値観について共有すべきだと回答している。
 
◆4分の3近く(72%)がニュース媒体は意見の相違に焦点を置き過ぎであると回答しており、63%が政治家や選挙における候補者についても同様と回答している。エンターテイメント業界が国内における分断を誇張していると見ているのは、43%である。
 
◆ほとんどの米国人が、国内の多様な集団について肯定的な認識を持っている。多様性が国を弱くするとしたのは16%、影響なしとしたのが28%であったのに対し、強くするとしたのは半数を超えていた(56%)。「民主党員」「都市部居住者」「ヒスパニック」において、多様性が米国にとってプラスであるとする傾向が特に強かった。
 
◆「米国は地球上で最高の国ですか?」との質問に対し、「偉大な国のひとつ」とした回答が55%だったのに対し、「世界一の国である」としたのは26%に過ぎなかった。19%は、「もっと良い国がある」と回答した。
 
◆大きく見解が分かれたのは、米国にとっての良き時代(the good times)は過去にあるのか未来にあるのか、である。46%が過去にあるとしたのに対し、52%は未来にあると回答した。また、白人は栄光は過去のものとする傾向があったのに対し、黒人とヒスパニックは国の将来について明るい見通しを持っている傾向があった。
 
◆ほとんどの人がコミュニティにおける多のメンバーと多くの共通点を持つとしているが、富裕層や政治的見解が異なる人々と共通点を持つと感じている人はほとんどいない。
 
◆民主党候補者も共和党候補者も、特に国内の団結に向けて何かできるとは見られていない。しかし、ヒラリーが国内の分断を加速させると回答したのが43%だったのに対し、トランプが国内の分断を加速させると回答したのが73%であった。
 
 
22-Aug-2016