海外トピックス

  • 男性誌と性差別

    2016:10:21:08:33:55
  • 2016年10月21日

サリー大学とクラーク大学、ゲント大学、ロンドン・ミドルセックス大学の社会心理学者らで構成する研究チームは、3つの研究において、若者向け男性誌(lads' mag)が性差別を正現化する(normalize)方法について検討してきた。その結果が、『Psychology of Men and Masculinities』に公表されている。
 
第一の研究は、18-50歳の英国人男性81人を対象に実施。男性誌の文脈の内外で性差別的なジョークを提示し、反応を調べた。結果、若い男性(性差別度の測定では比較的低かった)は、それらのジョークが雑誌の文脈内にある場合、それらを敵対的に捉えなかった。
 
第二の研究では、性差別と男性誌の購読との関係を特定を目的とし、18-30歳の英国人男性423人を対象に調査を実施。男性は、性差別に関する相反感情を抱えている場合、より男性誌を買う傾向にあるが、買春やストリップ等の直接的な性消費に走る傾向があるわけではないこと等を明らかにした。
 
第三の研究は、米国において学部生274人を対象に実施。男性誌の内容に極端に悪意のある証拠を見せられた際、若い男性はそれらの雑誌の合法性を認めないということを実証した。
 
主執筆者のサリー大学心理学部の Peter Hegarty 教授は、次のように言う。
「近年、出版中止の事例も含め、男性誌の売上は著しく減少しています。しかし、ラッドカルチャーや性差別の正現化は、特に大学構内やオンライン上において、主要な懸念のひとつであり続けています。」
 
 
12-Oct-2016