海外トピックス

  • 死亡率の上昇と制度の失敗

    2017:02:24:10:17:00
  • 2017年02月24日

2015年に、イングランドおよびウェールズにおいて、死亡率が大幅に上昇したのは何故か。
 
ロンドン大学衛生熱帯医学大学院(LSHTM)とオックスフォード大学、Blackburn with Darwen Council の研究チームは、その理由を探求し、"投資をしないこと"(disinvestment)に関連した医療制度およびソーシャルケアシステムの失敗によるものと結論付けている。
 
LSHTMの Martin McKee 教授は、次のように述べる。「緊縮財政を課すことによる予算削減のインパクトは深刻です。(中略)高齢化社会において、NHSはソーシャルケアの充実にますます依存しています。しかし、ソーシャルケアも同様に深刻な予算削減に直面しています。2009年以降、高齢者への支出は17%減少したのに対し、高齢者人口は9%増加しているのです。現状の社会保障レベルを維持するには、削減された11億ポンドが追加で必要となるでしょう。」
 
この論文は『Journal of the Royal Society of Medicine』に掲載された。
 
 
16-Feb-2017