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  • 2型糖尿病向け医薬品についての画期的研究

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  • 2017年06月16日

2型糖尿病患者向け血糖コントロール薬「カナグリフロジン」は、心血管疾患及び腎疾患のリスクを有意に減少させることが分かった。
 
この研究は、ジョージ・グローバル・ヘルス研究所(George Institute for Global Health)が実施。30カ国の1万人超を対象とした研究である。カナグリフロジンはSGLT2阻害薬として知られており、糖やグルコースの体内再吸収を遮断することで作用する、比較的新しいタイプの医薬品である。
 
今回の主な知見は以下の通り。
 
◆心不全による入院のリスクは33%低下。
◆重度の腎機能低下に陥るリスクは40%低下。
◆心血管疾患全般のリスクは14%低下。
◆他方で、下肢切断(amputations)に至る割合は2倍であった。
 
研究所の Bruce Neal 教授は、「下肢切断のリスクが増える要因については分かりません。この領域については、さらなる研究が必要です。とはいえ、現段階では、切断のリスクが高い人々に対してこの薬を処方することについて注意を促しています」と語る。
 
この研究は『New England Journal of Medicine』に掲載された。
 
 
12-Jun-2017