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  • 社会的空間を調節するメカニズム

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  • 2017年08月11日

「近い近い近い!」と、誰かがあなたの境界線を踏み超えたとき、思わず後退りした経験が誰しもが持つだろう。だが一方で、誰があまりにも近くにいるのか、遠くにいるのかを判断するメカニズムについては、よく分かっていなかった。
 
ウエスタン大学の生物学者 Anne Simon 博士らは、ショウジョウバエを用いた実験によって、社会的空間(social space)の必要性とそれがいかにして破られるのかについて、新たな知見を得た。
 
今回初めて明らかになったのは、ドーパミンと呼ばれる神経伝達物質が、社会的空間を調節するカギとなる要素だということである。通常レベル以上のドーパミンが分泌されたハエは互いに近づくが、それが通常レベル以下のハエは社会的接触を避ける(下図)。
 
 
今回の発見は、自閉症や統合失調症の人々への理解を深めるうえで、意義深い洞察に繋がる可能性がある。本研究は学術誌『Biology Letters』に掲載された。
 
 
9-AUG-2017