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  • ブラック企業への就職が失業よりマシなわけではない

    2017:09:01:06:40:39
  • 2017年09月01日

低賃金あるいは高ストレスな仕事に従事している人は、事実、失業中の人よりも健康でない可能性がある。マンチェスター大学の Tarani Chandola 教授(医療社会学)らの研究が明らかにした。
 
研究の目的は、雇用状態と健康、特に慢性ストレスに関連するバイオマーカーとの関係性の検討である。「英国家計縦断研究」(UK Household Longitudinal Study)のデータを用いて、2009-2010年に失業中であった35-75歳の対象者1,116名を対象とし、各種検査結果および自己報告された健康状態について、2010-2011年および2011年-2012年に追跡調査を実施した。教授らの主な関心は、失業者の健康状態と失業から質の低い仕事に移行した人々との健康状態との比較にあった。
 
「失業者の就職において雇用の質を無視することはできません」と、 Chandola 教授は言う。質の良い仕事が健康にも良い影響を与えるのと同様に、質の悪い仕事が健康にとって有害であるとも言えるだろう。
 
この研究は『International Journal of Epidemiology』に掲載された。
 
 
10-AUG-2017