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  • 失業とネグレクトとの関係

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  • 2017年11月10日

オックスフォード大学の調査によれば、2007-2008年の金融危機後、失業率が上昇した結果、米国におけるネグレクト(育児放棄、child neglect)の報告件数が増加した。
 
研究では、児童虐待とネグレクトに関する国家データベース(National Data Archive on Child Abuse and Neglect)のデータを用いて、2004年から2012年における米国のほぼ全郡の児童虐待とネグレクトに関わるインシデントについて分析。その結果、失業率とネグレクトの間に有意な関連性があり、失業率が1%上昇するとネグレクトの報告件数が20%上昇することが分かった。一方、失業の他の形態の児童虐待との間には、関連性は見受けられなかった。
 
オックスフォード大学の経済学博士課程に在籍する Dan Brown 氏は、次のように述べる。「われわれの研究によれば、失業はネグレクトの増加を引き起こしますが、他の形態の児童虐待に及ぼす影響はほとんどありません。困難な時期、もし両親が職を失いセイフティネットにアクセスできなければ、育児を提供する手段がなくなり、最終的にはネグレクトにつながります。また、失業後は飲食物のような基本的な財の消費が減ったこともわかりました。」
 
 
2-NOV-2017