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  • 有酸素運動と脳の健康

    2017:11:17:04:55:27
  • 2017年11月17日

有酸素運動は、加齢に伴う記憶の機能を改善し、脳の健康維持につながりうる。ウエスタンシドニー大学(豪州)とマンチェスター大学(英国)の研究チームが明らかにした。
 
この研究は、有酸素運動プログラムの前後に脳スキャンを実施、もしくは対照群との比較を行った14の臨床研究を検討した系統的文献レビューである。対象者は合計737人であり、健康な成人のほか、アルツハイマーや軽度認知障害を抱える人々やうつ病・統合失調症などの精神疾患の診断を受けた人々が含まれていた。年齢層は24歳から76歳で、平均年齢は66歳であった。介入期間は3か月から24か月までの期間であり、1週間当たり2~5回のセッションがあった。
 
総じて言えば、有酸素運動は総海馬量に影響を与えなかったものの、ヒトの海馬の左領域のサイズを有意に増大させるという結果であった。一般的に、脳の健康は加齢とともに失われ、平均的な脳は40歳以降、10年ごとに5%縮小する。ウエスタンシドニー大学の Joseph Firth 主任研究員は、脳の健康への運動の利点について明確なエビデンスが得られたと指摘する。
 
この研究は、学術誌『NeuroImage』に掲載された。
 
 
13-NOV-2017