海外トピックス

  • 自殺リスクへの介入方法

    2017:11:17:04:56:23
  • 2017年11月17日

病院の救急部門が自殺リスクのある患者のフォローアップのために行うべく設計された3つの介入方法は、通常のケアと比べて救命に繋がり、いずれも費用対効果が高い。
 
国立精神衛生研究所(NIMH)の研究チームがモデル化した3つのアプローチは、以下のようなものである。
1.ハガキ:病院職員が、リスクありとされた全患者に、最初の4カ月間は毎月1枚、その後は1カ月ごとに1枚、合計8枚のハガキを送る。
2.電話アウトリーチ:退院後の1~3か月間、病院スタッフが患者に電話による支援を行い、フォローアップ治療の受診を促す。
3.認知行動療法:病院スタッフが患者を自殺に焦点を当てた認知行動療法プログラムへつなげる。
 
これらの介入は、それぞれランダム化比較試験によって検証され、患者の自殺リスクを30~50%減少させることが分かった。また研究では、救急搬送後1年間の状況をモデル化したモンテカルロ・シミュレーションを行い、介入群と対照群の費用対効果をそれぞれ検討した。
 
自殺は米国における死因の第10位であり、最新の統計によれば自殺による死亡者数は年間44,193人である(2015年)。自殺率を下げる有効なアプローチのひとつは、高リスク群を対象とした予防戦略である。
 
 
15-SEP-2017