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  • マリファナは中毒患者の助けとなるか

    2017:12:08:06:31:23
  • 2017年12月08日

痛みや気分障害に伴う症状緩和のため、マリファナを使う麻薬中毒患者は多い。しかし、ワシントン州立大学看護学部の Marian Wilson 博士らの研究によれば、マリファナの常用は、むしろ痛みやうつ、不安症状との関係を強め、症状緩和につながらない可能性がある。
 
研究は、クリニックにおいてオピオイド依存症を治療中の患者150人を対象としたものである。そのうち67%の患者が、過去1か月以内にマリファナを使用したと回答した。なお、既往研究では、オピオイド依存症治療薬を服用中の患者の約3分の2が慢性疼痛を有しており、その多くがうつや不安症状を経験していることが分かっている。
 
Wilson 博士は次のように言う。「(マリファナを)単に楽しむためだけに使っているという人もいますが、痛みや睡眠障害・気分障害の緩和のために使っている人が多いのです。しかし、マリファナが実際役に立ってるという、確たるエビデンスはありません。」事実、痛みやうつ、不安症状は、マリファナの使用頻度と正の相関があった。
 
研究では「マリファナの有効性は、依然として混沌としており、さらなる研究が必要」と結論付けている。この研究は、学術誌『Addictive Behaviors』に掲載された。
 
 
4-DEC-2017