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  • 終末期の重篤な症例に対する臨床医の意思決定

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  • 2017年12月08日

ダートマス保健政策研究所とピッツバーグ大学の研究チームは、転移性ガンの増悪によりバイタルサインが悪化した70代の模擬男性患者の事例に対する医師の意思決定プロセスをシミュレーションし、患者の事前の希望通りに挿管をしなかった医師と希望に反して挿管をした医師との違いを検討した。
 
研究では、3つの医療センターに所属する73人の医師を対象に、シミュレーションを実施した。結果、66人(90%)は患者の事前の希望通りに挿管しなかったが、7人(10%)は挿管した。挿管した医師は、患者状況の可逆性・緊急性や自身の気持ちを重視する傾向が有意に高く、明示された患者の嗜好にほとんど焦点を当てていないことが明らかになった。
 
シニアオーサーを務めたダートマス保健政策研究所の Amber Barnato 教授は、「臨床医の意思決定プロセスにおけるストレスフルで複雑な状況を理解することが重要」と指摘する。この研究は、学術誌『Medical Decision Making』に掲載された。
 
4-DEC-2017