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  • 栄養源としての昆虫

    2017:12:15:10:02:44
  • 2017年12月15日

昆虫は、食料として他の選択肢よりも動物性タンパク質の含有レベルが高く、環境負荷(ecological footprint)が低い。しかし、文化的、社会的、経済的なハードルは依然として残る。学術誌『Nutrition Bulletin』に掲載されたノッティンガム大学の Darja Dobermann 博士らのレビュー論文が明らかにした。
 
このレビューでは、100カ国を超える国々で2,000種を超える昆虫が、数百年にわたり食用とされてきたことが強調されている。中央アフリカでは栄養素としてのたんぱく質の最大50%が昆虫由来であり、その市場価値は他の代替となる動物性タンパク源よりも高い。それらは生であったり、揚げられたり、茹でられたり、焙煎されたり、すり潰されたりして、様々な状況下で消費される。人気上位種は、甲虫(Coleoptera、31%)、イモムシ(Lepidoptera、18%)、ハチやアリ(Hymenoptera、14%)、バッタ、イナゴ、コオロギ(Orthoptera、13%)などである。
 
「昆虫は、栄養素として選択肢のひとつではあるものの、その栄養の質がエサによってどう影響を受けるのかは不明です。理想的な条件下では、昆虫のほうが伝統的な西洋の動物性タンパク源よりも環境への影響が小さいでしょう。ただ、このような環境メリットを維持しながら昆虫の生産量を拡大する方法は知られていません」と、Dobermann 博士は指摘する。
 
 
10-NOV-2017