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  • 温かいお茶で緑内障予防

    2017:12:22:11:38:50
  • 2017年12月22日

1日1回以上、温かいお茶を飲むことは、緑内障(glaucoma)の発症リスクを有意に減少させる可能性がある。『British Journal of Ophthalmology』に発表された研究が明らかにした。
 
研究では、2005-2006年における米国の『国民健康栄養調査』(National Health and Nutrition Examination Survey)のデータを用いて検討。この調査は、米国人の健康・栄養状態の測定を目的とし、身体測定や血液検査その他の検査、インタビュー調査からなる。同年の調査には緑内障検査も含まれており、眼底撮影を含むすべての検査を受診した1,678人のうち、緑内障と診断されたのは84人(5%)であった。
 
統計解析の結果、糖尿病や喫煙等の他のリスク因子の調整後、毎日温かいお茶を飲む人は、そうでない人に比べて緑内障を発症するリスクが74%低いことが示された。しかし、コーヒーやアイスティー、その他ソフトドリンクについては、同様の相関は見られなかった。
 
ただし、これは観察研究であり、因果関係について確たる結論を言うことはできない。緑内障患者の絶対数が少ないうえに、診断時期に関する情報もない。また、飲む量やお茶の種類・品質等についても考慮していない。ただし、お茶には抗酸化物質や抗炎症作用、神経保護作用があり、既往研究では、緑内障の発症に参加と神経変性が関与していることが指摘されている。さらなる研究が求められる。
 
 
14-DEC-2017