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  • 医学生に人文・芸術を

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  • 2018年02月02日

人文・芸術(arts and humanities)に触れあう医学生は、臨床において患者に求められる資質を高めることができる。テュレーン大学とトマス・ジェファーソン大学の研究チームが明らかにした。
 
研究では、医学生を対象に、人文・芸術(音楽、文学、演劇、視覚芸術)への曝露状況と個々のポジティブな性質(知恵、共感力、自己肯定感、あいまいさや感情への耐性)、ネガティブな性質(物理的疲労、情緒的疲労、認知的疲労)に関するオンライン調査を実施。全国のメディカルスクール5校から医学生739人の回答を得た。
 
分析によれば、医学教育の過程で人文・芸術に多くの時間を費やす学生は、共感力の高さやあいまいさの許容、知恵、情緒的知性など、医師としての正の属性に当たるレベルが有意に高く、バーンアウトのような負の属性のレベルが有意に低かった。
 
シニアオーサーを務めたテュレーン大学の Marc Kahn 教授は、次のように述べる。「人文学は医学教育のカリキュラム外に追いやられがちです。しかし、芸術への曝露は将来の医師としての大事な資質と結びついている、と研究は示唆しています。今回の研究は、この種の相関を示した最初のものです。」
 
この研究は『Journal of General Internal Medicine』に掲載された。
 
30-JAN-2018