海外トピックス

  • 格差社会の起源

    2018:02:23:06:49:47
  • 2018年02月23日

今般『Nature』に掲載された論文によれば、社会的不平等の起源は、古代ユーラシア大陸の農業社会にあるのかもしれない。
 
モンタナ大学の Anna Prentiss 教授(人類学)と Tom Foor 名誉教授(人類学)は、紀元前9000年~紀元後1500年の4大陸63箇所の遺跡における調査データをもとに、新旧政界における世帯間の不平等を測定した。
 
人々が農耕中心となり、定住するようになるにつれて、牛などの大型動物を飼う古代農家が生産高を増やし、富裕層はより豊かになった。これが、富の蓄積や相続を可能にし、古代ユーラシアにおいては、家計の富の大きさで測る不平等の度合いが非常に高くなったのである。
 
また、Prentiss 教授は「不平等度合いの高さは、古代社会の長期的安定に寄与しませんでした。このことは、現代の異常な格差社会を考えるに、憂慮すべきことでしょう」と語る。
 
17-NOV-2017