海外トピックス

  • がん治療のマッチング・システム

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  • 2018年03月16日

デラウェア大学とジョージタウン大学の研究チームは、患者の遺伝子情報とって最も効果的ながん治療薬を即座に判別するコンピュータ・システムを開発した。eGARD(extracting Genomic Anomalies association with Response to Drugs)と名付けられたこのシステムについての論文は『PLOS One』に掲載されている。
 
遺伝子が正しく働くとき、それらは小さな工場管理者のような機能を果たし、生命維持に必要なタンパク質の生産を司る。しかし時として遺伝子が異常になり、代わりに悪性腫瘍をつくるのである。
 
がん専門家がこれらの欠陥遺伝子を特定できれば、過去のエビデンスに基づく治療計画の策定が可能になる。だが、これまで学術雑誌に公表された遺伝要因とがんの治療結果とを結びつけたデータは膨大な量であり、医師がそれらをすべて読むには少なくとも数日がかりとなる。今回開発された eGARD の中核をなすのは、遺伝子異常と薬物反応との関係を見つけるために医学文献の単語やフレーズを分析するテキストマイニングシステムである。
 
「臨床医には各腫瘍に関連したレポートや論文をすべて読む時間がありません。eGARDは、臨床医や遺伝学者、関係する企業その他にとって、重要な情報の抽出を手助けするツールです」と ジョージタウン大学の Peter McGarvey 教授は語る。
 
 
6-FEB-2018