海外トピックス

  • 米国の医療費、医療の質とアウトカム

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  • 2018年03月16日

ハーバード公衆衛生大学院と同大学グローバルヘルス研究所、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの研究チームは、米国の医療費支出の高さについて、一般的な洞察を提供している。
 
研究では、2013~2016年の国際データを用いて、米国と高所得国10か国(英国、カナダ、ドイツ、豪州、日本、スウェーデン、フランス、デンマーク、オランダ、スイス)を対象に、医療費支出に関わる100の指標について検討した。
 
主たる分析結果は、次のとおりである。
 
1.2016年の米国の医療費支出は他の高所得国の約2倍であった。しかし、人々の健康に関わるアウトカムはさらに悪化した。
 
2.米国の医療費支出の高さの主な要因は、医師・看護師の給与の高さ、医薬品・医療機器の価格の高さ、管理コストの高さである。
 
3.ありがちな思い込みとは対照的に、医療サービスの高い利用率や社会サービスへの支出の低さは、米国の医療費支出の高さに有意な影響を及ぼしていない。
 
4.皮肉なことに、米国人の健康に関わるアウトカムはお粗末だが、米国で受けることのできる医療の質は高い。
 
この研究は『米国医師会雑誌』(Journal of the American Medical Association)3月13日号に掲載された。
 
13-MAR-2018