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  • 外傷性脳損傷(TBI)と認知症のリスク

    2018:06:22:08:29:48
  • 2018年06月22日

外傷性脳損傷(TBI)の病歴がある人の認知症リスクは、TBIの病歴がない人に比べて有意に高かった。デンマークにおける36年間、約280万人の患者データを分析したワシントン大学の Jesse Fann 教授らの研究結果である。
 
TBIの病歴がある場合、他のリスク因子を考慮した後の認知症リスクは、TBIの病歴がない場合に比べて24%高かった。重度のTBI歴が1回あると認知症リスクは35%増加し、軽度のTBIや脳震盪の病歴が1回あると認知症リスクは17%増加した。また、TBIが2~3回の場合は33%増、4回の場合61%増、5回以上の場合183%増と、TBIの病歴数に応じて認知症リスクが増大した。
 
「驚いたのは、軽いTBIであっても、認知症リスクが有意に高かったことです。TBIの回数と認知症リスクとの関係は明白でした。また、重度の外傷1回のリスクは、軽度の外傷1回の倍でした」と、Fann 教授は語る。
 
この研究論文は『The Lancet Psychiatry』に掲載された。
 
 
10-APR-2018