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  • 砂糖税の効果は甘くない

    2018:07:13:09:02:14
  • 2018年07月13日

チリにおいて、清涼飲料に対して新たに導入された砂糖税は、砂糖入り飲料の消費削減に効果があった。しかし、消費は減少したが、食生活に関する健康の社会経済的不平等の解消という点では疑問符が付く。ヨーク大学の Marc Suhrcke 教授ら研究チームは、そのように指摘している。
 
研究チームは、砂糖税導入前の3年間および導入後の1年間における、チリの家庭用食料品購入データを分析した。
 
分析の結果、税率を引き上げた砂糖入り飲料の月間購入量は、全体で21.6%減少したことが明らかになった。中および高レベルの社会経済水準のグループでは、購入量はそれぞれ16%、31%減少した。低レベルの社会経済水準のグループでは購入量は12%減少したが、これは統計学的に有意な減少ではなかった。対照的に、税率を引き下げた砂糖が入っていない飲料の消費量は、どの社会経済水準のグループでも増えていなかった。
 
この研究は、一橋大学の中村良太准教授との共同研究であり、オープンアクセスジャーナル『PLOS Medicine』に掲載された。
 
 
3-JUL-2018