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  • 早期乳がん治療にかかる負担

    2018:08:10:05:39:10
  • 2018年08月10日

早期乳がんの治療の普及とともに新たな懸念が浮上している。ミシガン大学の Reshma Jagsi 教授らの研究によれば、多くの患者が診断と治療にかかるおカネの心配を抱えており、医師はその助けになっていないと感じていた。
 
研究では、早期乳がんを治療した患者2,500人と医師(外科医、腫瘍専門医、放射線腫瘍医)845人を対象に調査を実施。その結果、乳がん治療による財政上の懸念を持っていたのは対象患者の38%であった。14%は世帯収入の10%以上を失ったと回答した。
 
財政負担は人種や民族によって違いがあり、アフリカ系やラテン系の患者は、負債を抱えたり、家を失ったり、水道光熱費や食費にまで影響が及んだりと、より懸念される事態を経験した割合が高かった。
 
医師対象の調査では、彼らが推奨する治療法にかかる費用や財政負担についての関与と懸念が報告された。患者の財政負担について常に/頻繁に話し合っていると回答した割合は、腫瘍専門医でおよそ5割、放射線腫瘍医では43%、外科医では16%だった。しかし、財政を心配している患者の73%が、通院したクリニックは役に立たなかったと回答した。
 
この研究結果は、学術誌『Cancer』に掲載された。
 
 
23-JUL-2018