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  • ボクサーか、ブリーフか

    2018:08:24:05:20:50
  • 2018年08月24日

ボクサータイプの下着を最も頻繁に着用する男性は、普段ボクサーを着用しない男性と比較して、精液の濃度および総精子数が有意に高かった。ハーバードT.H.チャン公衆衛生大学院の研究員 Lidia Mínguez-Alarcón 博士らの研究が明らかにした。
 
研究では、下着と精液の質との関係を調べることを目的とし、マサチューセッツ総合病院で治療中の男性患者656人(32-39歳)を対象に、精液サンプルを収集するとともに、過去3か月間に着用した下着のスタイルについて尋ねる質問を含む調査を実施した。
 
調査対象者の53%が普段ボクサーを着用すると回答。彼らは、普段ボクサーを着用しない男性と比べて精液濃度が25%高く、精子総数が17%多いことが分かった。また、普段ボクサーを着用している男性は、運動性精子(女性の生殖器系を通って移動し受精に至ることのできる精子)の割合が高かった。
 
また、調査対象者のうち304人から採取した血液サンプルを分析したところ、ボクサーを着用している男性はボクサーを着用していない男性と比較して、卵胞刺激ホルモン(FSH)レベルが14%低かった。FSHは男性の受胎能に重要な役割を果たすことが知られており、精子の産生に関連している。
 
「下着の選択が妊孕性(にんようせい)に影響しうるとのエビデンスに加えて、私たちの研究は、一見ランダムな生活スタイルの選択が精巣と脳の男性ホルモン産生に大きく影響するとのエビデンスを初めて提供します」と述べるのは、シニア著者を務めた Jorge Chavarro 准教授(栄養学・疫学)である。
 
この研究は『Human Reproduction』に掲載された。
 
 
8-AUG-2018