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  • 営利病院のほうが再入院率が高い

    2018:09:28:17:17:06
  • 2018年09月28日

営利病院の患者は、非営利病院あるいは公立病院の患者に比べて再入院する可能性が高い。イリノイ大学シカゴ校の Andrew Boyd 准教授らの研究が明らかにした。
 
研究では、「Hospital Readmission Reduction Program」のデータを用いて、主要6疾患(心臓発作、心不全、冠状動脈バイパス手術、肺炎、慢性閉塞性肺疾患、全股関節/膝関節置換手術)に関して、2012年~2015年の再入院の状況を解析した。
 
その結果、主要6疾患すべてにおいて統計学的に有意な差があった。重症度を考慮に入れて政府が算出した予想再入院率と比べると、非営利病院あるいは公立病院の再入院率は低く、営利病院の再入院率は高いとの結果だった。運営主体別では、平均値においても中央値においても、営利病院の再入院率が最も高かった。
 
分析結果は病院の提供主体と再入院率との関連を示したが、営利病院のほうが劣っている理由についての手掛かりはない。論文では、税率が高いために病院資源が相対的に欠如しがちであることやスタッフや技術への投資よりも利益最大化に重点を置きがちなことが、その理由として挙げられている。
 
この研究は、オープンアクセスジャーナル『PLOS ONE』に掲載された。
 
 
18-SEP-2018