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  • 子どもの喘息と肥満との関係

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  • 2018年11月02日

南カリフォルニア大学の研究チームが主導した国際調査によれば、喘息の子どもは肥満児になるリスクが高い。
 
この調査は、デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシャ、イタリア、オランダ、スペイン、スウェーデン、英国の9カ国において、1990年から2008年の間に生まれた子ども21,130人を対象とした。対象児は3~4歳時に医師によって喘息の有無を診断され、8歳まで追跡調査された。
 
分析の結果、喘息と診断された子どもは、そうでない子どもに比べて肥満になるリスクが66%高いことが分かった。また、持続的な喘鳴症状のある子どもは、そうでない子どもに比べて肥満になるリスクが50%高かった。活動性喘息(active asthma)のある子どもが肥満になるリスクは、喘息も喘鳴もない子どものおよそ2倍であった。これらの結果は、米国における既往研究(但し、今回の研究よりも規模が小さい)の結果を支持するものであった。
 
喘息と肥満との因果関係は未解明である。喘息の子どもに処方される高用量吸入コルチステロイドが肥満リスクを高めるとの仮説があれば、体内に脂肪を蓄積しやすい子どもは喘息になりがちとの意見もある。今回の研究では、投薬を受けた喘息の子どもは、肥満になるリスクが最も高かった。
 
この研究は『European Respiratory Journal』に掲載された。
 
 
9-OCT-2018