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  • 漁師の数が多すぎる!? 漁業の持続可能性と経済

    2018:11:09:16:18:03
  • 2018年11月09日

漁業者が、これまでで最も効率的かつ持続可能な手法を採ったとしても、貧困レベルより上の水準の収入を維持することは困難である。カリフォルニア大学サンディエゴ校のスクリプス海洋学研究所の調査が明らかにした。
 
また調査からは、カリフォルニア湾の小規模漁業者の約3分の2が過剰漁獲を行っていることも明らかになった。他方で、漁業資源の回復に努めれば、年間の漁業収入総額は、現在の年間1億4,100万ドルから将来的には2億4,000万ドルまで、約7割増加する可能性があるという。
 
それでも、マサトランやグアイマスなどの漁業者が多い地域では、たとえ漁業資源が回復しても、十分な収入を得ることは困難である。カリフォルニア湾全体で言うと、およそ8割の漁業者が貧困層にとどまり続けることになる。
 
「漁業の持続可能性に焦点を当てることは、海洋の生物多様性の維持のため、依然として重要です。しかし、こと人間の福祉について議論するというのであれば、より広範に、社会的、経済的、生態学的見地から、さらに検討する必要があるでしょう」と語るのは、共著者の一人、海洋生態学者の Octavio Aburto 博士である。
 
この研究は、学術誌『Fish and Fisheries』に掲載された。
 
 
31-OCT-2018