海外トピックス

  • ベビーブームとベビーバストの世界

    2018:11:16:08:39:25
  • 2018年11月16日

人口維持に必要な出生数を満たさない国が91カ国ある一方、高い出生率が人口増加を招いている国が104カ国ある。
 
ひとりの女性が一生のうちに産む子どもの数の平均を示す「総出生率」(TFR)は、1950年以降、低下を続けている。2017年、TFRが最も低いのはキプロスで、同国の平均では、ひとりの女性が一生のうちに産む子どもの数は一人である。一方、TFRが最も高いのはニジェールで、同国の女性は一生のうちに平均7人の子を産む。
 
ニジェールのほかに、マリやチャド、南スーダンなど104カ国では女性一人当たりの出生数が2を超えており、キプロスのほかにシンガポール、スペイン、ポルトガル、ノルウェイ、韓国など91カ国では、同数が2未満である。
 
「"ベビーブーム"の国がある一方、"ベビーバスト"の国もあることを統計は示しています。出生率の低下は、リプロダクティブ・ヘルス・サービスへのアクセシビリティだけでなく、教育や雇用の機会拡大とともに、多くの女性が出産の先延ばしや差し控えをしていることを如実に反映しています。」ワシントン大学の Christopher Murray 博士はそのように分析する。
 
これらの知見は、146カ国3,676人の専門家が協力する「Global Burden of Disease」研究の一部であり、『The Lancet』に掲載された。
 
 
8-NOV-2018