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  • 小児の肥満と喘息についての大規模研究

    2018:11:30:16:33:04
  • 2018年11月30日

小児肥満がなくなれば、小児喘息患者を1割減らすことができる可能性がある。ネムール小児ヘルスシステムが主導した大規模研究が明らかにした。
 
この研究は、米国の8大小児ヘルスシステムにまたがって観察研究と臨床研究を実施する多職種ネットワーク PEDSnet のリソースを用いた最初の研究で、50万人超の小児の医療記録を分析したものである。
 
分析の結果、肥満の小児は、喘息と診断される確率が正常体重の小児に比べて有意に高く、彼らが新たに発症する喘息の23~27%は肥満に直接起因することが分かった。また、喘息を有する肥満児は疾患の重篤度が増していると考えられることも明らかになった。
 
「小児喘息は、小児期の疾患の最たるものであり、患者本人や家族のみならず、ヘルスシステムにも多大な負担を強いています。喘息の発症率削減につながる予防可能なリスク因子は限られていますが、われわれのデータは、小児肥満を減らすことで喘息の公衆衛生への負担を削減できる可能性を示しました。」そう語るのは、ネムール小児ヘルスシステム Chief Scientific Officer を務める Terri Finkel 博士である。
 
この研究は、米国小児学会の学術誌『Pediatrics』に掲載された。
 
 
26-NOV-2018