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  • 失業率が低いとケアの質が低くなる

    2018:12:21:10:39:49
  • 2018年12月21日

失業率が低い状態は、多くの人々にとって良いニュースだが、ナーシングホームの住人にとってはそうではないかもしれない。
 
ジョージタウン大学メディカルセンターの研究によれば、ナーシングホームにおけるケアの質が、景気後退の期間中には改善し、景気が良い時には悪化することが分かった。
 
研究では、2001年から2015年におけるメディケアおよびメディケイドが認定する全ナーシングホーム(約15,000施設)に対する州による再認定の年次報告、そして労働統計局による全国の失業率のデータを用いて検証した。これらのデータには、2度の景気拡大および後退の局面が含まれる。
 
分析結果からは、失業率が低いとナーシングホームのケアスタッフのレベルが低く、従業員の離職率が高く、定着率が悪いことが分かった。ほぼすべてのケアが看護師や介護士によって提供されており、適切で安定した労働力の維持は質の高いケアを提供するうえで重要である、と研究では指摘している。
 
「不況時には選択肢が限られており、望んでいない職場で働く人が多いですが、好況の時には雇用機会がたくさんあります。ナーシングホームでの仕事は、必ずしも魅力的な仕事ではないのかもしれません。」研究を主導したジョージタウン大学の Sean Shenghsiu Huang 助教はそのように語る。
 
 
7-DEC-2018