海外トピックス

  • 死の定義の最前線

    2019:01:25:05:51:09
  • 2019年01月25日

死(death)は厳密に生物学的用語として定義されるべきだろうか? 生物学的機能が損なわれていない場合でも、重度の神経障害に基づき、死は宣言されるべきだろうか? あるいは、死とは、本質的には社会的な概念であり、また違ったやり方で定義されるべきものなのだろうか?
 
今般、これらの問いと論考が「死の定義:臓器移植と脳死についてのハーバード・レポート50年の遺産」と題し、『Hastings Center Report』の特別号として取りまとめられた。
 
20世紀の半ばまで、死の定義は単純明快であった。反応や脈拍がなく、自発呼吸をしていないときにヒトは死んだとされた。しかし、1968年のハーバード・レポートが提案した脳死の定義、そして人工呼吸器と臓器移植に関する技術の進歩が、新たな死の概念を必要とした。
 
今回の報告書では、医学、生命倫理学など各分野の第一線の専門家が、旧くて新しい議論をたたかわせている。
 
 
4-JAN-2019