海外トピックス

  • 児童虐待を報告するテキストメッセージ

    2019:04:05:05:24:37
  • 2019年04月05日

 
"She says she will burn the house down with me in it."
(彼女は私もろとも家を焼き払うって言う)
 
"He threatened to pull a gun on me."
(彼は私に向かって銃の引き金を引くと脅した)
 
"He told me he could kill me in an instant if he wanted to."
(やろうと思えば私なんか一瞬で殺せるって彼は言った)
 
これらは、未成年者がクライシス・ホットラインのカウンセラーに送ったテキストメッセージのほんの一部である。学術誌『JMIR mHealth and uHealth』の掲載論文によれば、未成年者は自殺念慮やうつを報告するためにホットラインを使っているというよりは、虐待を報告するために使っているケースが多い。
 
パーデュー大学の Laura Schwab-Reese 助教らは、2015年10月から2017年7月の間にクライシス・ホットラインに寄せられた全てのテキスト会話(匿名化済)を精査。半数以上のテキスト会話が、最初に虐待その他の重大な家族の問題について話し合っていたことが分かった。虐待の中でも身体的虐待が最も多く、次いで心理的虐待、性的虐待、無視と続いた。また、多くの子どもが虐待を超えた心理的社会的問題を報告しており、約4分の1が自殺念慮について話し合っていた。
 
被害者のプライバシーを守りながら分析に耐えうるデータを得ることは困難を極めるため、本研究はこの種の最初の研究のひとつである。Schwab-Reese 助教によれば、今回対象としたサービスでは電話での会話は録音されていなかったという。
 
毎年、米国の児童保護サービス(Child Protective Services)は360万件を超える児童虐待の報告を受けている。報告には、600万人超の子どもたちが含まれる。CDCによれば、2016年に米国で虐待やネグレクトによって亡くなった子どもは1,750人にのぼる。
 
 
25-MAR-2019