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  • 遠隔診療の方が抗生物質を使っている

    2019:04:12:12:27:56
  • 2019年04月12日

急性呼吸器感染症の子どもに対して、通常の予約外来や緊急外来よりも遠隔診療外来でかかったケースのほうが、抗生物質を処方される割合が高い。ピッツバーグ大学メディカルセンター・ピッツバーグ小児病院の小児科医 Kristin Rav 氏らが報告した調査が明らかにした。
 
研究では、米国の年間400万人超の子どもを対象とした大規模国民健康計画データベースを用いた。年齢や診断、その他の変数を考慮し、通常の予約外来や緊急外来にかかったケースと遠隔診療外来にかかったケースにおける急性呼吸器感染症に対する抗生物質の処方状況を比較検討した。
 
結果、抗生物質を処方された割合は、通常の予約外来で31%、緊急外来で42%だったのに対し、遠隔診療外来では52%であった。さらに、通常の予約外来や緊急外来のケースと比較して、遠隔診療外来で抗生物質が処方されたケースの方が臨床ガイドラインと一致する可能性が低かった。言うまでもなく、必要以上に広範に抗生物質を使用すると、副作用が発生したり、抗生物質耐性に寄与したりしかねない。
 
「私は小児科医として、ケアを家族にとって容易で負担の少ないものにすることに関心があります。そして、これを目指す技術革新はたくさんあると思いますが、子どもたちが受けるケアの質を高次元で保つことも重要と考えています」と、Rav 氏はコメントしている。
 
 
8-APR-2019