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  • 社会的・感情的学習における瞑想の効果

    2019:04:19:15:37:56
  • 2019年04月19日

学校教育プログラムの一環として瞑想(meditation)を実践している中学生には、社会的・感情的コンピテンシー(social-emotional competencies)や心理的苦痛において、著しい改善が見られた。
 
この研究では、1日2回の超越瞑想(Transcendental Meditation)の実習に参加した6年生51人と同じく西海岸都市部の公立学校に通う対照群50人とを比較検討した。社会的・感情的コンピテンシーの評価には、Devereux Student Strengths Assessment  Mini(DESSA-mini)スケールを用いた。この研究の強みのひとつは、生徒の自己申告に頼らず、DESSAを用いて教員からの評価を得たことにある。あわせて、感情的兆候に関する Strengths and Difficulties Questionnaire(SDQ)を実施した。
 
結果、対照群と比較して、介入群では全体的に社会的・感情的コンピテンシーの有意な増加が見られた。その影響はリスクの高いサブグループにおいて顕著であり、対照群と比較して社会的・感情的コンピテンシーが有意に増加し、ネガティブな感情的症状が有意に減少した。
 
昨今、社会的・感情的学習(social-emotional learning)への関心が高まっている。コンピテンシーには、自己認識や自己管理、社会的認識、人間関係のスキル、目標志向の行動などが含まれる。研究結果は、エビデンスに基づく学習プログラムを実施しようという学校にとって有用であろう。
 
この研究は、学術誌『Education』に掲載された。
 
 
19-MAR-2019