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  • 空間認識に関わる性差についてのメタアナリシス

    2019:05:10:16:31:39
  • 2019年05月10日

メンタルローテーションとしても知られている空間認識(spatial reasoning)を問う課題において、平均すると、女性よりも男性の方が優れている。このエビデンスは十分確立されている。
 
ただし、このような空間認識における性差は生まれながらのものではなく、小学校低学年くらいから表れはじめる。そして思春期の終わりまで、年齢とともにゆっくり拡大する。エモリー大学の博士候補生 Jillian Lauer 氏らが行ったメタアナリシスが明らかにした。
 
このメタアナリシスは、空間認識における性差に関わる128本の研究を分析対象とし、そこには3歳~18歳までの青少年子ども3万人超のデータが含まれていた。分析の結果、未就学児の間はメンタルローテーションの能力における性差はないものの、6歳~8歳の間に男子の方にわずかな優位性が現れることが分かった。
 
研究について、Lauer 氏は次のように言う。「小児期において性差が現れはじめる時期とそれが年齢とともにどう変化するかを見極めることで、より公平な教育制度の開発に役立てることができるでしょう。」
 
この研究は学術誌『Psychological Bulletin』に掲載された。
 
 
11-APR-2019