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  • アルコール動画にどう向き合うべきか

    2019:05:17:16:06:40
  • 2019年05月17日

昨今、アルコールをフィーチャーした Youtube 動画がよく視聴されており、そのほとんどが、飲酒の「楽しい」側面("fun" side)を喧伝している。ピッツバーグ大学メディア・テクノロジー・健康研究センター長の Brian Primack 博士らの研究が明らかにした。
 
研究では、ビールからウォッカそしてコニャックまで、未成年の飲酒者に人気のアルコール銘柄をフィーチャーした137本の Youtube 動画を検討した。なお、分析対象とした動画のこれまでの視聴回数は総計で1億回近くになる。
 
分析の結果、それらの多くは「伝統的な広告」であった(総時間の4割)。他には「ガイド」も多く、ホスト役が特定のお酒について紹介、良い点を議論したり、美味しく飲む作法を見せたりする内容である。約1割は、自身が大飲する様子を見せびらかす内容であった。
 
現状、視聴者にどれほど未成年者が含まれているかを知る方法はない。小児科の教授でもある Primack 博士は、次のように言う。「われわれの目的は、これら動画を検閲せよということではありません。しかし、それらの内容を知ることは、適切な教育プログラム開発の一助となるハズです。」
 
また Primack 博士は、親が子に動画の視聴やネット使用の制限をするのはお奨めできないと言う。代わりに、動画を使ったアルコール広告のやりくちに精通するよう、子どもを導くことを提案している。「親は子がメディアリテラシーを身に着けるうえで重要な存在たりうるのです」と博士は言う。
 
この研究論文は、『Journal of Studies of Alcohol and Drugs』に掲載された。
 
 
21-SEP-2017