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  • 高齢者の怒りは悲しみよりも・・・

    2019:05:31:10:02:25
  • 2019年05月31日

怒りの感情は悲しみよりも、高齢者の身体的健康にとって有害であり、炎症を増悪させかねない。コンコルディア大学の博士候補生 Meaghan Barlow 氏らの研究が明らかにした。
 
研究では、モントリオール出身の59歳~93歳までの高齢者226人を対象とした。また分析にあたり、59~79歳を前期高齢者(early old age)、80歳以上を後期高齢者(advanced old age)と定義し、2つに分類した。
 
参加者には1週間にわたり、自身がどれほど怒ったり悲しんだりしたかについてのアンケートを実施。あわせて血液サンプルを採取し分析するとともに、加齢に関連する慢性疾患の有無についても尋ねた。
 
結果について、共同研究者の Carsten Wrosch 博士は次のように述べる。「日々の怒りの感情は、80歳以上の高齢者にとって炎症レベルの高さや慢性疾患と関連していましたが、比較的若い高齢者にとっては関連していませんでした。他方で、悲しみの感情は、炎症や慢性疾患とは関連していなかった。」
 
この研究論文は、米国心理学会の学術誌『Psychology and Aging』に掲載された。また、学会広報ページに全文PDFが公表されている。
 
 
9-MAY-2019